鉄路経巡り漫ろある記: 2021年の撮影事始めは山男四人組から･その3(2021年1月1日･金曜日)

　麻績ICから長野道に乗り、更埴ICを目指します。稲荷山駅そばの聖川という河川敷付近が目指す撮影場所です。高速に乗っても雪は降り続けているうえに追い越し車線はなかなかの積雪状態です。

　更埴ICを降り、下道で目的地まで向かいます。より、雪が強くなっており、わだちもない状態の道路も出てきました。さすがに元日の朝7時台、車もまばらなので新雪状態の道路ではなかなか走行に難渋します。この状態の坂道はかなり危険と判断し、当初の予定地での撮影は断念しました。

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 12mm(35mm換算24mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

　「このまま降り続けると神奈川への帰還も難しくなるのでは？」という懸念も払しょく出来ません。残念ですが、追っかけ撮影はここで終了し、来た道を更埴ICへ向かいます。

　ところが8時を過ぎると、雪がやんできました。雪上走行もだんだん慣れてきたこともあり、篠ノ井駅付近での走行シーンを押さえるべく、進路変更です。篠ノ井駅にほど近い線路際でカメラを構えると、すぐにEF64四重単がやってきました。まさに遭遇戦です！

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 25mm(35mm換算50mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 12mm(35mm換算24mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

　何とか無事に撮影出来ました。それにしても完全に雪国の光景ですね。篠ノ井駅すぐそばということもあって、非常にゆっくりとしたスピードで目の前を通り抜けて行きました。

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 12mm(35mm換算24mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

　そして後撃ちも。ゴール直前ゆえ、ゆっくりとしたスピードです。ここまで来たら最後まで見届けたいのが人情です。こちらもすぐに追いかけましょう。

　EF64四重単のペースが非常にゆっくりとしたものでしたので、ほぼ同着という形で篠ノ井駅に着けました。まずは到着後の停車シーンです。

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 25mm(35mm換算50mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

　たまたま着いた、~~寂れたほうの~~西口ロータリーからは遮蔽物もなく、すっきりと撮影が出来ました。写真を見るだけでも当日の寒さが蘇ります・苦笑。ここから見る限り、駅ホーム上からは二重に留置されているタキに遮られ、EF64の撮影は出来なさそうですね。

　せっかくここまで来ましたから、広い篠ノ井駅構内と絡めて俯瞰で撮影してみましょう。

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 25mm(35mm換算50mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

　駅改札へ向かう跨線橋上からの一枚です。この位置からは先頭のEF64-1033が入り切りませんね。

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 25mm(35mm換算50mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

　四両をおさめるべく場所を移動していると、汽笛が聞こえました。入替が始まったようです。

[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 25mm(35mm換算50mm) F/5.6 SS1/160秒 ISO200]

　それにしても広いエリアです。雪に覆いつくされているから余計にそう感じるのかもしれませんね。ここにDD51やDE10が駐機しているともっと雰囲気があるんですが、今となっては叶わぬ夢です。

　これにてこの日の撮影は終了です。雪が深くなる前にこちらも撤収しましょう。

　新年最初の撮影はなかなかハードではありましたが、十分に楽しむことが出来ました。雪の中を走る機関車の迫力を垣間見れました。肉体的にはハードでしたが、機会があればまたチャレンジしてみたい題材です！

　これにて新年特別企画「2021年の撮影事始めは山男四人組から」シリーズ完結です。

（結果的にはこの後、天候は回復し、帰りの高速道路はほぼ雪はない状態でした。何事もなく、昼過ぎには自宅に到着出来た次第です！）

鉄路経巡り漫ろある記