2020年5月15日金曜日

石炭列車を追え・その3(2020年1月21日火曜日)

5783レ、出発そして到着


 すぐそばの浜川崎駅を目指してDE11-2004が5783レとして出発します。こちらは昭和駅と浜川崎の間にある橋上にて迎え撃つことにします。
 奥側の線路は旅客の鶴見線、手前がお目当ての貨物専用線です。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 24mm(35mm換算48mm) F/16 SS1/40秒 ISO100]

 昭和駅のカーブを抜けて、5783レが石炭満載やってきました。車両手前の構造物(ラダーの手すり)が目障りだけど致し方なし。今は亡き、石炭列車の記録画像ということでご容赦を(泣)
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 29mm(35mm換算58mm) F/13 SS1/30秒 ISO64]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 18mm(35mm換算36mm) F/13 SS1/30秒 ISO64]

 ゆっくりと眼前を走り抜けていきました。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 12mm(35mm換算24mm) F/13 SS1/30秒 ISO64]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 12mm(35mm換算24mm) F/13 SS1/30秒 ISO64]

 すぐ真横を列車が走り抜けていくので迫力満点です。機関車ウォッチングにはいいですが、鉄道関連の構造物が多く、撮影には不向きですね。そもそも簡単に機関車ウォッチングできるほど、ここは貨物列車が走らないのですが。。。


DE11-2004単機


 橋上での撮影完了後、浜川崎駅の鶴見線ホームに向かいます。目的は5783レから切り離されたDE11単機です。
 DE11は浜川崎で石炭ホキを切離し後、今度はすぐ近隣の鶴見線支線安善駅へ向かいます。安善駅と米海軍の鶴見貯油施設にて横田基地向けジェット燃料輸送(通称"米タン")用のタキの入替えを行うためです。米タン列車は基本的に毎週火曜日・木曜日に走行します。エネルギー需要が旺盛の場合は、それ以外の曜日も走るようですが予測は困難です。
 米タン列車も石炭列車同様、このあたりの名物列車です。こちらもいずれ特集を行いたいと思います。

 さあ、ホキを切り離したDE11が単機でやってきました。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 100mm(35mm換算200mm) F/16 SS1/30秒 ISO64]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 38mm(35mm換算76mm) F/16 SS1/30秒 ISO64]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 35mm(35mm換算70mm) F/16 SS1/30秒 ISO64]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO12-100mm 24mm(35mm換算48mm) F/16 SS1/30秒 ISO64]

 雑草がちょっと邪魔ですが、浜川崎らしいローカルな雰囲気が出ているので良しとします!
 さて、肝心の5783レですが、ここ浜川崎からは機関車をEF65に付替え、熊谷貨物ターミナルを目指しますが、出発はまだだいぶ先です。


再び府中本町へ


 EF65けん引の5783レを迎え撃つべく、一路、府中本町へ戻ります。5783レの府中本町通過時間はおおむね16時前後ですので、時間的には十分な余裕があります。石炭列車の前に通過する、先ほどの米タン列車も押さえられるので一石二鳥なのです。

 露払いは8571レ、この日の担当はEF210-170でした。この列車は根岸から宇都宮ターミナルまで石油を運びます。 ちなみに桃太郎(EF210の愛称)の右横の線路は南武線です。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 150mm(35mm換算300mm) F/9 SS1/50秒 ISO100]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 62mm(35mm換算124mm) F/9 SS1/50秒 ISO100]


 さて午後の本命の一つ、米タン列車の8079レがやってきました。この日はEF65-2101が担当です。今朝の石炭返空5784レ(石炭列車を追え・その1(2020年1月21日))でも会いましたね!
 この列車の目的地は拝島なので府中本町手前でシサースクロッシングを経て南武線へ転線します。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 150mm(35mm換算300mm) F/8 SS1/50秒 ISO100]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 73mm(35mm換算146mm) F/8 SS1/50秒 ISO100]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 62mm(35mm換算124mm) F/8 SS1/50秒 ISO100]


 タキに書かれた「JP-8」が米軍向けジェット燃料積載用の記号です。流し撮りするつもりでSSを遅めに設定していたので、タキの「JPー8」が判別不能ですね。しかも流し撮りもいまいち。。。
 
さあ、気を取り直していきます。本日のメインターゲットである、5783レ、石炭列車がやってきました!これからどんどん数を減らす更新色、逆に貴重です。米タンで流しが失敗したので、ここはSS上げて手堅く狙っていきます(チキン)
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 150mm(35mm換算300mm) F/4 SS1/500秒 ISO200]

 5783レ、この日の担当はEF65-2090、まずは望遠で切り取っていきます。大外には南武線がサイドバイサイド。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 150mm(35mm換算300mm) F/4 SS1/320秒 ISO200]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 100mm(35mm換算200mm) F/4 SS1/320秒 ISO200]

今度は手間まで引き付けて、編成を
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 40mm(35mm換算80mm) F/4 SS1/320秒 ISO200]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 40mm(35mm換算80mm) F/4 SS1/320秒 ISO200]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED PRO40-150mm 40mm(35mm換算80mm) F/4 SS1/320秒 ISO200]

 塗装のつやも抜けて、貫通扉も一部塗装がはがれ、日夜がんがん使われる貨物機らしい貫禄があります。
 これにてこの日一日を費やした石炭列車の追っかけは終了です。

 ここ府中本町ではこのあと17時頃まで貨物列車が続けざまにやってきますので、まだまだ撮影は楽しめます。(EF65、EH500、関東では希少なEF64による1094レ通称“鹿島貨物”もやってきますが、17時近いので冬季は撮影不向きです)

 この当時の武蔵野線(火曜日・木曜日)は、8571レは石油(ガソリンなど)、8079レの米タン列車がジェット燃料、その直後の5783レが石炭列車と、エネルギー(燃料)の今昔の対比にもなっていたり、輸送の背景(歴史、経済、産業)など実に興味深かったものです。輸入石炭ではありますが、令和の世まで最後に残った石炭列車がまさかの神奈川・東京・埼玉の首都圏の路線だった、というのも意外です。

 次回は番外編として、今まで小生が撮影した石炭列車をいくつかご紹介してみます。
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