2021年8月16日月曜日

平日も走る蒸気機関車、SL大樹をもとめて・その1(2021年7月12日・月曜日)

 そろそろ盆明けで8月も中旬ですが、またしてもアップできていなかった今年7月12日・月曜日の撮影記となります。また、今回はいつもの貨物列車ではなく、番外編の旅客列車です。
 なお、本文中の時間軸表記は当時のものとなります。閲覧していただく方々には混乱されぬよう、ご承知おき下さい。


 関東近郊ではJR東日本が走らせるSLよこかわ、SLみなかみ、ばんえつ物語、真岡鉄道などこの夏はどこも土日祝日のみの走行です。秩父鉄道のパレオエクスプレスも平日運転はごくわずか、この夏、平日休みの小生が撮影出来るのは、東武鉄道のSL大樹のみです。

 東武鉄道では現在、蒸気機関車を週末を中心に走行させています。1月以来のC11-207の整備が完了し、C11-325と二台体制が整うとのことです。これをもって7月31日からは毎日SLを走行させるという、なかなか思い切ったダイヤが組まれています。いわく「SLの走るまち日光」から「いつでも乗れるSL」として、もう一段ステージを進めるようです。(7月31日(土)からSL大樹の毎日運行を開始します!)

 今までもSL運行区間の下今市駅と鬼怒川温泉駅に機関車の方向転換を行うための「転車台(ターンテーブル)」を設置し、方向転換を気軽に見学できるスペースを設けていたり、SLの補機を務めるディーゼル機関車DE10を赤ベースの国鉄色と青ベースの北斗星色にそれぞれ塗装していたりと、非常に面白い取り組みをされています。動態保存を行いつつ、機関車を新たな観光資源として扱う取り組みが、ぜひ永続的に行えるように願うばかりです!


下今市駅にて

 早起きして日光エリアまで繰り出します。今のところ天候は晴れから薄曇りですが、午後は大気が不安定でゲリラ豪雨の懸念もあるとの予報です。いかにも夏な天気です。

 SL大樹1号は下今市駅を9時33分に出発し、鬼怒川温泉駅に10時09分着です。走行区間も短く、時間もわずか35分程ですが、代わりに複数回走るようです。これは撮影にはむしろ好都合かもしれませんね。まずはSL大樹1号の出発準備を求めて下今市駅に向かいました。

 駅につくと、DE10-1099と客車列車がすでに待機中でした。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 25mm(35mm換算50mm) F/10 SS1/320秒 ISO200]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 75mm(35mm換算150mm) F/10 SS1/320秒 ISO200]

 東武鉄道の駅で客車けん引のDE10とは、なんだか不思議な感じです。
 このD10-1099、エンジンがかかっていません。これから始動準備が始まるのでしょうか?この反対側には扇方の検修庫があり、C11-325が始業前の点検を受けている様子です。もう一方のDE10、北斗星カラーの姿も見えます。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 14mm(35mm換算28mm) F/11 SS1/200秒 ISO200]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 100mm(35mm換算200mm) F/5.6 SS1/100秒 ISO200(RAW現像にて露出-補正済み)]

 こちら側の側線にも客車が三両係留されていますね。とりあえず記録です。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 23mm(35mm換算46mm) F/6.3 SS1/400秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]

 こちらの客車は茶色と青の混成です。東武鉄道では順次、客車も茶色に塗り替えていくようです。
 程なく東武100系が現れました。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 12mm(35mm換算24mm) F/11 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]

 ブルーの客車にゴールドの100系、色鮮やかな並びですな。

 一時間ほど経つと、北斗星カラーのDE10に動きがありました。どうやら茶と青の客車に連結する様子です。と、言うことはこちらが本日運行される列車ということでしょう。
 北斗星カラーのDE10-1109は白煙を吐きながら、ゆっくりと客車に向けて動き出します。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 28mm(35mm換算56mm) F/7.1 SS1/200秒 ISO200]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 28mm(35mm換算56mm) F/11 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 34mm(35mm換算68mm) F/11 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 24mm(35mm換算48mm) F/11 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]

 無事に連結が完了したようです。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 41mm(35mm換算82mm) F/9 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]

 9時になると扇形検修庫や転車台のそばまでアクセス出来る入口がオープンします。DE10を撮影しているうちに時間になりましたので、早速行ってみましょう。

 転車台前で待機していると、お待ちかねの蒸気機関車、C11-325が出庫してきました。いつも思いますが、蒸気機関車の動いているところは迫力がありますね!
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 35mm(35mm換算70mm) F/10 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]

 右奥には前照灯が二つ付いたC11-207の姿も見えます。引き続き、ワイド側でも押さえていきます。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 20mm(35mm換算40mm) F/10 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 20mm(35mm換算40mm) F/10 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]

 改めて機関車中心で。出庫するだけなので今回は転車台の可動はありません。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 17mm(35mm換算34mm) F/10 SS1/200秒 ISO200(RAW現像にて露出+補正済み)]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 100mm(35mm換算200mm) F/10 SS1/200秒 ISO200]

 このあと、DE10-1109と連結した客車の前方に回り込んでSL大樹1号の組成が完了します。こちらも場所を移動し、SL大樹1号の入線シーンを押さえて行きましょう。

 9時22分、SL大樹1号が入線します。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 100mm(35mm換算200mm) F/7.1 SS1/400秒 ISO200]
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 100mm(35mm換算200mm) F/7.1 SS1/400秒 ISO200]

 続いて横構図で、ワイドに切り取って行きましょう。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS トリミング済 F/7.1 SS1/400秒 ISO200]

 下今市駅出発までまだ10分ほどありますので場所を変えて、もう少し押さえて行きます。

 まずは補機のDE10-1109の2エンド側から。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 20mm(35mm換算40mm) F/7.1 SS1/400秒 ISO200]

 今度はC11-325の正面側へ向かいます。せっかくなので、ちょっと遊んでみます。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 17mm(35mm換算34mm) F/18 SS1/2.5秒 ISO200]
 後方は露出オーバー気味ですが、C11はよく写りましたし、蒸気の流れが柔らかく表現できたかな?

 向こうのホーム上、SL大樹1号に乗車する方々も写真を撮っています。そろそろ9時33分ですが、まだ出発のアナウンスはありません。

 9時35分、定刻からは2分のビハインドで出発です。
[E-M1MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm PRO F4.0 IS 12mm(35mm換算24mm) F/7.1 SS1/125秒 ISO200]

 暑いからなのか、黒煙はあまりなく、白い蒸気を盛大に吹き出しながらゆっくりと走って行きました。さあ、こちらも鬼怒川温泉駅を目指して出発しましょう!(「平日も走る蒸気機関車、SL大樹をもとめて・その2(2021年7月12日・月曜日)」に続きます)


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